ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

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田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像の転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年8月11日 五稜郭機関区

北海道生え抜きの機関車。そのことと関係があるのかどうかは分かりませんが、除煙板の切り詰め、補助灯の設置などの電化対策は比較的早く、しかし電化とは無縁な池田区時代に行われています。非公式側のフロントサイドステップは前端梁に設置されていますが、旭川区のものとは異なります。設計思想がよう分かりません。

シリンダーの点検蓋は通常の長円タイプです。

ドーム前の手摺は釧路工場タイプの大型の物。

 

昭和48(1973)年8月10日 沼ノ端←遠浅

上り千歳線とオーバークロスする、お馴染みの保線小屋の前で。

 

昭和49(1974)年12月18日 滝川駅

広幅雪掻き車ジョルダン、キ700形式による駅構内除雪の様子。ウィングの開閉は圧縮空気で行うため、後部に大きなエアタンクを載せています。750番代ではこれを油圧式としたため、タンクはありません。

ジョルダンがウィングを目一杯広げると7mほどにもなるそうです。これはDD14と同じです。もっともウィングの用途は全く異なりますが。

 

昭和50(1975)年7月13日 滝川機関区

密閉式キャブのため、炭水車のキャブ側端部は、曲線区間での干渉を避けるため、後退角を取っています。車輪はディスクタイプとスポークが混在。

油ポンプ箱はランボードの上に移設されています。

ドーム前の手摺が苗穂工場タイプに交換されているように見えます。

除煙板の点検口蓋が撤去されています。

現在、神戸市に保存されていますが、前後の番号板(一見してそれと分かるレプリカ)の位置が高目となっているので、現役時代とは雰囲気が異なります。それでも有志の方々が手を掛け大切に守って下さることにはただただ感謝しかありません。

車歴は↓こちら。

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