田中 泰三様と’撮り人不明’様の画像につき、転載はご遠慮ください。
かつての東海道本線である御殿場線で活躍したD52。LP405はちょっと寂しいけれども、威風堂々とした姿に変わりはありません。解放テコの幅が広く、フロントデッキへの昇降の障害にはならなかったのでしょうか。煙室戸の十字ハンドルは大宮工場によるものでしょうか。輸送力上は御殿場線の貨物輸送はD51で十分だったようですが、引く手あまたのD51に余剰がなかったため、軌条が堅牢という理由で御殿場線にはD52が配置されたようです。
上路式転車台では足回りがバッチリ見えます。別れを惜しむファンの姿が機関区内に散見されます。普通に出入りできた当時の機関区は、今から見るとファンには天国です。
連結器の上方にメカニカルストーカーのシルエットが見えます。
御殿場線でのSL運用最終日につき、職員手造りのお別れヘッドマークなどが装飾されます。
船舶などでよく使用されている右書き。1文字だけの縦書きとの考え方もありますが、この場合は単純に進行方向に合わせただけなのでしょう。モーションプレートの先端穴にはD51と同様に、正円2個のものと70号機のナスビ型の2種類があります。
製造メーカーの川崎車輛よりも、改装を実施した国鉄浜松工場の製造銘板の方が造りがしっかりしています。
昭和43(1968)年6月30日 国府津機関区
引退後は地元山北町に保存され、圧縮空気による走行も可能な状態になっています。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=mjRIttFP0hw
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D52/D5270