ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D60 60

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

D60 60は元D50 152。

D50 152の車歴は↓こちら。D50 152の旧機番は19951。

http://d51498.com/db/D50/D50152

昭和43(1968)年3月19日 大分運転所

K-7タイプの門デフ装備機。D50・D60の除煙板はランボードへの設置部が、ランボード縁にリベットで固定される構造となっており(27、31号機のような例外もあり)、60号機などは門デフであってもその構造を踏襲しています。D50では除煙板は後付けしたものであり原設計図には表示されていませんが、それでも形式内ではほぼ同じ構造のものが取り付けられており、同じ後付けであっても、様々な形状が存在するC51やC53とは状況が異なります。このD50・D60のような設置構造は同世代のC53でもしばしば見られますがC51では確認できていません。どうして一部の形式だけがこのような構造になったのかその理由は分かりませんが、単純に設計者の思想によるものだったのでしょうか。

日中では車庫の内外のコントラストが非常に高く、撮影が非常に難しいものです。HDR機能を搭載した昨今のデジカメでは卒なく機関車のディテールをしっかり写してくれるかもしれませんが、この当時のフィルムカメラでは無理な注文というものです。せいぜい日中シンクロでフラッシュをバシッと焚くくらいしか方法はないでしょう。で、なかなかはっきりと写った画像が見つからないのですが、60号機の先輪って何だかスポークのように見えるのです。多分、見間違いなんでしょうけど。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D60/D6060