ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

駅の表情

小さい駅には小さい駅の、大きい駅には大きい駅の、中間くらいの駅には中間くらいの駅の、それぞれ「表情」というものがありますね。列車に乗らなくても、駅でぼ~っとするのも悪くないです。旅気分を味わえます。でも貧乏性な私は、ただぼ~っとするのも勿体ないから、ついカメラを向けてしまうわけで。

お馴染の上野駅です。

イメージ 1

イメージ 2
駅で働く人々の姿を見ると、鉄道を支えているのは本当に人間なんだなとつくづく思います。限られた短い時間内でちゃちゃっと仕事をこなす仕草は、さすがプロを思わせます。コンピューターはただの道具でしかなく、それを扱う人間こそが列車を安全にかつ正確に動かしているのです。コンピューターに使われるようになっちゃあ、おしめいよ。な、タコ社長。

イメージ 3
駅を利用する人、列車を利用する人々の姿も、見ていて飽きません。乗車を前にはしゃぐ子供たちの姿や表情は、平和な世の中を感じさせてくれます。ありがたやありがたや、戦後の日本、ありがとう。もっとも今のご時世、公共の場であっても他人にカメラを向けるとお巡りさんが出動する事態になりかねませんので、注意が必要ですね。

イメージ 4
でも鉄ちゃんならば、やはり列車に目を向けずにはいられません。上野駅に特急「白鳥」出現!!!え、うっそ~。幕回しは、始発・終着駅ならではの光景でしょうか。LEDじゃあ、こうはいきません。183系電車には70コマが用意されていたそうですから、とんでもない列車名が隠されていたかもしれませんね。
一方、我がJR北海道では781系が生きていた頃、下り「すずらん」は白石駅を過ぎると「回送」へ変え始めていたし、室蘭の普通運用では、母恋駅を発車すると室蘭駅到着前に「普通」から「すずらん」に変えちゃうなど、勇み足も甚だしかったものです。他の普通列車でも、行き先方向幕を回しながら走る姿は日常的に見られました。何をそんなに急ぐのじゃよ、お主ら。

昭和56(1981)年7月27日 上野駅