真夏を迎える頃になると冬が恋しくなる、寒かった記憶を呼び起こして涼しさに浸かりたい、そういう人がいるかどうかよく分かりませんが、スキャンは順調に進んでおり、札沼線でキハ53が最後の活躍をしていた頃までやってきましたので、その当時の写真をどうぞ。
早朝、浦臼からの2連は石狩当別到着後に切り離され、1両ずつ別々の運用に就きます。
キハ53 507の車内です。腰掛のモケットの色や妻面の壁の色、通路の床などがキハ56当時とは変わっております。この時は新十津川まで往復し、左側の荷だなに見えるマイクで車内放送を録音しました。その時の録音テープ(DAT)、いまだにちゃんと聴いていませんね。どこにしまっちゃったんだろ。
手前の車両は、乗車した新十津川からの列車で、これからキハ141系と併結し、札幌へと戻ります。
その併結作業の一場面です。着雪ビッシリで、連結作業は雪との格闘でもあります。電車化により、今はこういう作業はなくなりました。
当時はすでにスナップ以外はビデオ撮影しかしておりませんでしたが、この日は録音と乗車を楽しむ目的からか、コンパクトのオートカメラで撮影というお気軽さでした。
キハ53の引退まで残り一か月ほどだったにもかかわらず、平日ということもあってか、石狩当別~新十津川間の車内は始終ガラガラの貸し切り状態でした。まあ最終日も満員にはなりませんでしたけど。
平成8(1996)年2月3日