機関区といえば機関車の基地であり、鉄道ファンには聖地ともいうべき場所でしょう。国鉄時代には、ぽっと事務所に行けばさっと記帳してガバッとヘルメットを被ればあとはご自由に、といった感じで撮影させてもらえましたっけねえ。どこからか忍び込んで撮影している人の姿もたまに見かけましたが、職員が血相を変えてやってきて怒鳴ったりするなんてことはありませんでした。
北海道のやり方なのか、ほとんどの場合、機関車は車庫に頭から突っ込んでいました。なので、庫の中の機関車を撮影するのには、それなりに工夫が必要でした。
ケツよりも、やっぱあ頭が見たいデス。庫の中で撮影するとなると暗いし、広角レンズが欲しいし、でもオートカメラしか持っていなかった私にはなかなか厳しかった。三脚すら持っていませんでしたし。
でも、庫の中は独特な雰囲気があって、一見、昭和初期の空気を感じたりもして。昭和初期って見たことないですけど。
兎にも角にも広角が欲しい~~~!つか、その前に一眼レフが欲しい~~~!
機関区の中での撮影はなかなかエキサイティングではありますが、機材がないと悲しくて悔しい思いもさせられました。でも総じて楽しかった!!!
昭和49(1974)年9月2日 旭川機関区