昭和57(1982)年12月12日 真鶴→根府川 荷物列車 EF58 61
言わずと知れた直流機関車で、EF60以前の旧型に属しますが、一応、戦後に製造されており、その流麗な形態から多くのファンがいます。北海道には縁のない機関車でしたが、東海道・山陽本線などでは特急列車も牽引し、知らないファンはほとんどいないのではないでしょうか。
とりわけこの61号機は「ロイヤルエンジン」と呼ばれ、60号機とともにお召し列車の牽引機に指定されており、何度もお召し列車を牽引してきました。
その栄えある機関車であっても通常運用に就くことは当然といえば当然でしょうが、旅客列車ならいざしらず、こうして荷物列車を普通に牽引するのは何とも贅沢な気がします。なんて特別感を意識するのはファンの悲しいサガでしょうか。
ところがこの機関車、博物館には保存されておらず、JR東日本が保留車として保管しているそうですね。やっぱ、特別な機関車なんだ。