ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

JR化間もない苗穂

昭和62(1987)年6月6日 苗穂
イメージ 1
苗穂駅構内です。JR化前に荷物、郵便の鉄道輸送が廃止されたため、苗穂駅の貨物・荷物ホームが解体されつつあり、また入換がなくなったので、不要な線路が撤去されています。
一番手前はサハネ581-15で、北海道に転配されて初めて583系が運転されるのかと思いきや、そのまま呆気なく廃車になってしまいました。サロ481もダメでしたね。

イメージ 2
苗穂工場構内です。右からスユニ50 508、オハ47 502、オハフ33などの客車が見えます。左の方に黄色い怪しげな車両の右側が検重車で、左側は保健車でしょうか。

JR化を前に大規模な合理化が実施され、荷物・郵便の鉄道輸送廃止のみならず、貨物輸送方式の変更に伴い多くの貨物駅、操車場が廃止されたことで、余剰となった大量の貨車や機関車が駅や操車場に留置される光景が見られました。付随して多くのローカル線から貨物列車が姿を消しました。

身勝手極まりない順法ストという名の違法ストにより、国民から愛想をつかされた国鉄は解体され分割民営化されましたが、組合の悪しき部分がいまだ亡霊のように残るJR北海道はこの先は一体どうなってしまうのでしょう。