ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

「はと」は鳴かずに自分が泣いた

前年の特急「つばめ」に続き、この年は特急「はと」が14系客車を使ってリバイバル運転されました。客車時代の「つばめ」と「はと」は日本を代表する本物の特別急行列車でした。
面白みのない14系だけど、EF58 61が牽引してヘッドマークが装着されるから悪くはないかな、そんな思いで撮影に出ましたが、なんか天気がパッとしません。清水駅近くの富士山バックポイントにやってきたものの、肝心の富士山も雲のベールにうっすら輪郭が見えるだけです。でも今更、別の場所に移動する時間もありませんでしたから、そのまま撮影することにしました。

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165系
試し撮りというわけでもないけれど、富士山が見えなければあまりいい場所ではないことに気づけよ自分。

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うっすら富士山。つまんね~。
でも「はと」ヘッドマークは、当時、実際に使った本物らしい。つまり機関車の部分だけは完璧な当時のまま、ということ。61号機は青大将になったことはないはずなので。展望車を連結していた「はと」でしたが、スピードアップとサービスの向上を目的に昭和35(1960)年6月、151系電車に置き換えられて、しかも「つばめ」に統合されて「はと」は一時期ですが消えてしまいました。

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天気と同じで全然パッとしません。これなら直線区間で普通に編成を撮った方がマシじゃね?今頃になって泣きたくなります。

当時は、たかが14系じゃんか、と高をくくっておりましたが、ちゃんと食堂車も付いているし、これでオロ14とかオロテ14なんてのがあったら立派な特急列車ですね。写真がド下手で確認できませんが13両編成を組んでいました。
テールサインがいささかショボイのが残念。

昭和57(1982)年7月24日 清水~草薙