ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

北海道で14系客車デビュー

昭和56(1981)年2月8日(日)、憧れだった14系客車が遂に北海道でデビューしました。その最初の運行が急行「ニセコ」でした。上り列車しか撮っていませんが、多分同じ気持ちでカメラを構えるファンの姿がちらほら見えました。前日(土)の、旧型客車編成最後の姿を見に訪れた人はほとんどいませんでしたので、ちょっと意外でした。

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104列車 上り急行「ニセコ」 新編成 ED76 513
私はちゃんと線の内側で撮影しております。えへん。

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郵便車 オユ10 2526
この当時、荷物車は下り列車にしか連結されていませんでした。

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7号車 スハフ14 502
発電用エンジンがやかましかった。「静かな車内」というイメージがあった客車でしたが、エンジンを搭載した12系、14系にそのイメージはありません。

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6号車 オハ14 510
7号車、6号車が指定席車になります。グリーン料金分の減収になるかもしれませんが、一般の乗客にとっては全席簡易リクライニングシートで冷暖房完備ですのでサービス向上満点に文句なしです。

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5号車 オハ14 509
汚物タンクをしっかり搭載し、沿線に肥やしを撒くことはありませんし、沿線で撮影していて黄金水を被る心配もありません。

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4号車 オハ14 506
急行列車の普通車に冷房があるなんて夢のようです。もっとも、首都圏の通勤電車にはとっくに付いていましたけどね。

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3号車 オハ14 516
ちゃんと撮影していないので分かりにくいのですが、「急行」や「ニセコ」のサボが手書きのインスタント製に見えます。

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2号車 オハ14 503
特急用だけあって、出入り扉は狭いです。

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1号車だけだったのか、行き先方向幕が回転中で、この写真では「急行狩勝 札幌」。夜行急行「狩勝」は、「まりも」に変わってから14系化されたので、実際には使用しなかった表示になります。
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1号車 スハフ14 552
テールサインはまだ真っ白。後に「急行」が表示され、更にイラストの「ニセコ」となります。550番代は、エンジン非搭載のオハフ15からの改造車。

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編成全体
お~14系客車がずらり。かっちょえ~。12系でなくてよかったよ。
夜行急行で寝台車が14系化されるのはまだしばらく先のことになります。

おまけ。急行「かむい」
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キハ40 183

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キハ56 2

客車急行は14系化が促進されますが、気動車急行は、ず~っとキハ56系が君臨し続け、急行仕様キハ54やキハ400系登場後も臨時運用として生き永らえました。