名古屋駅から名鉄犬山線に乗車して新鵜沼へ行こうと考えたものの、やはり国鉄大好き人間としては国鉄を外すのはよろしくありません。そこで清洲から名古屋へは戻らず、岐阜へ出て、そこから高山本線に乗車して鵜沼へ向かいました。急行「のりくら3号」キハ58 733 に乗車したとのメモがあります。わずか11分間の乗車。まあ、何だかんだ言っても、単に「名古屋・岐阜ミニ周遊券」を有効に使いたかっただけなんですけどね。
国鉄鵜沼駅と名鉄新鵜沼駅とはT字状に隣接しており、鵜沼~岐阜間は名鉄各務原線と併走しています。高山本線が単線非電化なのに対して、各務原線は複線電化。勝負あったという感じです。高山本線も電化工事が行われたことがあるのですが、架線柱が400程建植された段階で中断された過去があります。岐阜側が直流、富山側が交流ということで、電気方式をどうするかという問題が解決されなかったことと、気動車の性能が向上し、電車にしなくてもサービス向上が図れたという背景もあったようです。
それはさておき、鉄道と道路の併用橋がどんなんなのか興味津々で犬山橋へ向かいました。ここからは、撮影メモを取っていないので写真の羅列になります。
名鉄版流電は、ファンの間では「いもむし」と呼ばれていましたが、個人的には、颯爽と快走する姿に似つかわしくない印象です。そういえばJR東日本の「スーパービュー踊り子」に運用されている251系の先頭形状が虫をモチーフにしたと聞いたことがあります。
新鵜沼からの列車が犬山橋を渡り、この先、右へカーブすると犬山公園駅です。「尾張パークウェイ」は全線開業して間もない頃です。現在は国道461号線に吸収され、無料で通行できるようです。
アルコンを彷彿とさせるフロントマスクですが、こちらが先輩です。
車両形式などはさっぱり分かりませんが、様々な形式が走っているので退屈はしません。
現在は、歩車道専用の橋梁が下流側(一番下の写真では右側)に架けられており、鉄道橋は独立しているのですが、鉄道橋に併設していた歩道は閉鎖され立ち入れなくなっています。
昭和61(1986)年5月1日 犬山公園~新鵜沼