ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

仙台へ

この年の夏には、仙台市で「’87未来の東北博覧会」が開かれ、会場までのアクセスとして気動車による臨時列車の他に、C56牽引によるSL列車も運転されました。会場は仙台臨海鉄道沿いにあり、臨時駅「東北博覧会前駅」が設置されました。当然、転車台はありませんから、C56は往路は正向き、復路は逆向きとなって運転されました。

 早朝、川崎を出発すると、新幹線を使って午前9時前に仙台到着。めっちゃ速い。

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09:00頃 仙台駅 527M・SL東北100年1号

すでにSL列車は駅に入線しており、大勢の乗客の晒しものとなっておりました。傍らには09:05発一ノ関行きの715系がすまし顔で発車を待っております。顔、でか。

 

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回送列車が入線。

段々と数を減らしている交流色。一応、シャッターを切っておきます。

SL列車の方は、 移動する時間がないので、ホームで発車を撮ります。

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09:14 SL東北100年1号

録音マイクもセットして、写真と録音で記録しました。改築して間もないせいか、C56は煙を抑え気味といった感じです。

 

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仙台駅 仙石線ホーム

なぜか仙石線のホームに移動しています。東北本線のホームから離れたところにあるのですが、かつて私鉄だった路線だった影響が、こんなところで引きずっています。東北本線には塩釜駅がありますが、仙石線には西塩釜本塩釜東塩釜が並んでいます。

仙石線のホームが地下化されるというので地上駅時代を記録したのかもしれません。103系以前には、103系高運転台顔の72系旧型電車が運用されていました。

 

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10:00 仙台港→(臨)東北博覧会前 SL東北100年1号

 さて、仙台から普通列車陸前山王駅に移動し、そこからせっせと歩いてきたのでしょうか。仙台で見送った列車を迎え撃ちました。でも歩いたにしては早すぎる気もします。タクシーを利用したのかもしれません。(臨)東北博覧会前駅手前の踏切ですが、何でか駅の写真は撮らず仕舞い。そーゆーところが甘いんだよなあ。

ところで機関車は逆向きになっています。陸前山王駅から仙台港駅までは臨海本線ですが、仙台港からは仙台西港線がスイッチバックで分岐して仙台西港駅まで結んでいます。(臨)東北博覧会前駅は仙台港駅と仙台西港駅の間に設けられました。C56は仙台西港駅と仙台港駅で2回も機回しを行っていました。

 

昭和62(1987)年9月12日