田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。
C12は戦時中、101~160号機が軍供出で大陸へ送られてしまったので、掲載できる画像の番号は一気に飛びます。供出するにあたりメートルゲージに改軌されたのですが、動輪・車輪のタイヤだけを特殊なものに交換することで対応しています。その際、動輪のフランジが内側へ移動したことで干渉が危惧される箇所についてのみ手が加えられました。きゅーろくや4110のように標準軌への改軌はありません。
昭和42(1967)年3月25日 恵那駅
昭和44(1969)年8月3日 中津川機関区
車歴は↓こちら。
C12166 機関車データベース (形式C12) - デゴイチよく走る!
向って右側のフロントにステップが増設されています。この前端梁にステップを取り付ける方式は、旭川機関区所属機によく見られたものですが、実際にどのように使われていたのかは分かりません。だって、乗りにくそうじゃん。
廃車4か月前の姿ですが、煙も蒸気も見えず、なんか休車のように見えます。
昭和43(1968)年6月25日 宇和島
車歴は↓こちら。
C12175 機関車データベース (形式C12) - デゴイチよく走る!
除煙板付きC12です。顔部分だけ見るとまさにC56そのものです。C12は簡易線向けということで、本線仕業でも低速運転なので除煙板不要とされたようですが、ごく一部の機関車だけは取り付けられました。効果のほどは分かりませんが、台湾のC12(CK120形式)は7輌全機が最初から取り付けられていたので、ないよりはあった方がいいということだったのかもしれません。
大型の輸入機関車で除煙板を取り付けた機関車は存在しませんが、輸入機をデッドコピーした8700形式8721号機と8722号機は譲渡先の雄別炭礦鉄道と北海道拓殖鉄道で除煙板を取り付けました。現在、8722号機は釧路製作所に保存されていますが、製造当初の姿に復元されたため除煙板はありません。現存する唯一の8700形式です。