ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C12 222とC12 241とC12 242

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和46(1971)年2月19日 熊本機関区

車歴は↓こちら。

C12222 機関車データベース (形式C12) - デゴイチよく走る!

リンゲルマン濃度計、ナンバープレート横の補助灯受け。九州の機関車の特徴でしょうか。SG用のホースをぶら下げて、本線仕様に就いていたのは高森線(現 南阿蘇鉄道)の客貨。まだ混合列車があった時代です。

 

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昭和46(1971)年2月18日 鹿児島機関区

車歴は↓こちら。

C12241 機関車データベース (形式C12) - デゴイチよく走る!

炭庫の嵩上げと通風孔の設置もまた九州ならではの改造。後面の梯子はステップに換えられています。キャブ後方窓の庇が一直線になっています。

 

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昭和42(1967)年3月25日 中津川機関区

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昭和43(1968)年3月21日 稲沢第一機関区

車歴は↓こちら。

C12242 機関車データベース (形式C12) - デゴイチよく走る!

車歴表によれば、この月で運用を終えてボイラー代用となっています。言ってみれば、湯沸かし器ですね。一般的なボイラーは縦型ですが、蒸機のボイラーは横型。でも、性能的にはボイラーはボイラーで本質は変わりません。余剰となった蒸機の転用の一例です。B6なんかは、暖房車のマヌ34に改造されていましたね。

四国にはC59 111が配置されてボイラー代用になったという話がありますが、なんでまたそんなデカイ機関車を四国まで持っていったのやら。送り先の高松機関区の風呂場は余程大きかったようで、当時四国にいたC11やC58ではてんで話にならなかったそうです。ボイラー代用でもちゃんと車籍は残ったままでした。