ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C58 17とC58 19とC58 20とC58 23

田中 泰三様と江別の鐵様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年9月20日 鳥取機関区

車歴は↓こちら。

C5817 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

この当時は津山機関区の所属。集煙装置と重油タンクを装備したいかめしいスタイルです。中型機とはいえ、ごつい姿だといかにも力持ちに見えてきます。

重油併燃は主に機関助士の投炭作業の軽減や煙の吐出量を減らし、乗客への不快感を低減させるなどの目的がありましたが、C58の場合には戦後の石炭不足に対応するため、石炭消費量を減らす目的があったそうです。

 

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昭和47(1972)年10月 岩出山

車歴は↓こちら。

C5819 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

炭水車は石炭6トン、水17立米が積載できます。戦後型では8トン、20立米に大型化されています。

19号機は晩年を陸羽東線で貨物牽引に活躍。廃車後は古川氏(現 大崎市)で保存されていましたが、保存状態は悪く、今年度中に解体予定となっているようです。

 

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昭和43(1968)年3月15日 遠江二俣機関区

車歴は↓こちら。

C5820 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

十字の煙室扉ハンドルが品格を上げているように見えます。前照灯はシールドビームのLP405ですが、志布志機関区転属後にLP403に交換されたようです。

 

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昭和43(1968)年6月25日 多度津機関区

車歴は↓こちら。

C5823 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

新製当時は四国を除く全国に配置されたものの、後に四国に大量に転配され、古い機関車を駆逐しました。

四国のC58はシールドビームしか付けていないと思っていたら、23号機はLP403装着機でした。徳島気動車小松島支区所属。廃車直前の姿で、もはや火を落としているようです。キャブ側窓に特徴がありました。

この当時、四国のC58は、他に多度津機関区、松山気動車区、高知機関区にも配置され、客車列車、貨物列車双方の牽引にあたっていました。