ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C61 13

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年3月18日 出水駅

 

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昭和46(1971)年2月18日 霧島西口駅

車歴は↓こちら。

C6113 機関車データベース (形式C61) - デゴイチよく走る!

久々の門デフ機の登場です。ハドソンの門デフ機はこの機関車1輌だけなので、この13号機がもしももっと長生きしていたら、C62 2と肩を並べる程の人気者になっていたかもしれません。KG-1タイプと呼ばれ、K-2とK-5タイプを合わせて2で割ったような形状で、唯一無二の形式です。ま、似合う似合わないは別として。(門デフはC55やC57のような細いボイラーにこそ似合う、というのは個人の感想です。)

キャブ前妻は、C60とは異なり後退角がありません。C55(流改は除く)、C56、C57、C59と続いてきた後退角は、結局、外観的な美形だけで、実質的な効果(採光性の向上とか)はあまりなかったということでしょうか。東北のC60の多くが、張り出し旋回窓に改造されたことからも、そんな風に思ってしまいます。(因みに北海道のC57は後退角を維持したまま、旋回窓を設置しています。)いずれにしても、C61、C62は、旅客用機関車としての造形美は従来形式より少し劣るのかもしれませんが(口の悪いファンの中にはC62をブスと表現するものもいるくらい)、その大型機故の迫力美の方が勝っているからこそ、ファンの人気は高かったのでしょうね。森永エールチョコレートもデカイというだけで十分魅力はあったし。なんのこっちゃ。

ところで、下の画像で手前に写るトラ70000形式は、従来形式を淘汰するために開発された、当時としては新鋭の無蓋車でした。