ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 681

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮下さい。

昭和47(1972)年5月22日 新津機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51681

一見して異様に見えるのが除煙板でしょう。厚めの縁取りに上部に折り曲げ無し。相対的に、フラットバーを使った上部ステーが貧弱に見えます。実際、ヨレているようです。

給水温め器のバンドの幅、やたら広くないですか。

煙室扉の十字ハンドルはちょっとお洒落な印象です。煙室扉の蝶番の腕は、上部だけ補強されているようです。どしてかな?

前端梁は虫食いのようにボルト孔が明けられています。色々なスノープラウを装着してきたのでしょうか。

シリンダーの尻棒ですが、向かって左側だけ同心円状に小さな穴が明けられています。勿論、その理由など知る由もありません。

炭水車に目をやると、3000リッターの重油タンクが重々しいです。秋田の土崎工場担当機関車の特徴です。炭水車の形式プレートは外されていますが、これにより形式は「8-20B」から「4-3-20B」に変更された筈です。(重油タンクが1500リッターなら「6-1.5-20B」)

ステップは梯子化され、屈曲した漏水管の存在も特徴的です。

連結器左にある台枠の孔は何のためのものなのでしょう。

因みにキャブ屋根は延長されています。