ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 1090

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年8月13日 滝川機関区

一見すると北海道のD51には見えませんね。らしい所と云えば、ドーム前の苗穂工場タイプの手摺と空気圧縮機付近から後方へ伸びるパイプ(用途は分かりませんがヒーターでしょうか)くらいなものでしょうか。

あ、サイドステップが前端梁に移設されています。でもこの位置って、連結や解放を行う作業員にとっては邪魔物以外の何物でもありませんね。もっとも、除煙板が切り詰められた頃には定位置に戻されたようです。

手前の無蓋車には「形式トキ10」「トキ31」と記載されているのが確認できます。戦時中に貨物輸送力増強を目的に製造されたもので、当時は国内最大の無蓋車だったとか。150輌しか作られなかったのに、こうして写真に写されているなんてちょっと感動です。老朽化により昭和45(1970)年度に全廃となっています。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D511090