ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D60 9

matuno kura が撮影した画像ではないので、転載はご遠慮ください。

D60 9は元D50 47

D50 47の車歴は↓こちら。D50 47の旧機番は9946。

http://d51498.com/db/D50/D5047

昭和42(1967)年9月8日 直方機関区

フロントデッキ上の給水温め器の大きさからか、いかにも貨物機らしくどっしりした印象を受けます。

番号板の位置が3号機並に高く、煙室戸蝶番の腕の長さと相まって、実に個性的な顔つきです。もともとD50は蝶番の腕が長めなのですが、後年短くされたものもあります。京都博物館のD50 140号機は短めの腕ですが、古い写真ではしっかり長めになっています。前回の3号機は短めというかD51並の長さですが、D50の頃からそうだったのでしょう。

後部標識灯が何とも邪魔臭い場所に引っ掛けられています。直方区の流儀なのでしょうか。前端梁の下端には暖房用蒸気管が這っています。

除煙板上部ステーは、強度を増すためなのか、捻りを入れているように見えます。

蒸気溜めと砂箱の間の缶胴周りに梯子がありますが、これが原設計。後に、砂箱の後方へ移設されますが、一部のD50では原設計のまま残されました。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D60/D609