ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D60 71

SAMPUKU爺様と'撮り人不明'様の画像につき、転載はご遠慮ください。

D60 71は元D50 95。

D50 95の車歴は↓こちら。D50 95の旧機番は9994。

http://d51498.com/db/D50/D5095

昭和42(1967)年9月19日 平機関区

D50時代は北海道内で運用にあたり、D60に改造されてからも池田区でしばし活躍。しかしD51配備に伴い本州へ異動し横黒線(現 北上線)、そして磐越東線へと転線してきました。シールドビームは郡山工場で交換されたものでしょうか。

除煙板のシリンダ上部はランボード上に乗っかるタイプで、少数派。前端にはリブの補強あり。

缶胴周りの梯子は原設計の位置ですが、頂部にはアーチ状の手摺が付く珍しいタイプ。

キャブ前窓は角型となり庇付き。

炭水車には重油タンクを搭載。

 

昭和44(1969)年5月16日 大分運転所

九州ではLP403に換装。

煙室戸周りの手摺は1本もの。初期のD50がこのタイプだった模様。「架線注意」札は剥がされています。

給水温め器の中央には例によって何かの金具が。

前端梁両端下部の変則切り欠きは北海道時代に施工されたものでしょう。

キャブ屋根前端の「庇」には、妙な具合に切り欠きが施されています。

 

昭和45(1970)年9月1日 折尾~中間

複線区間を蒸機列車が並走?左側はバック運転ですね。状況をご存知の方は是非教えてください。「架線注意」札が復活しています。

 

昭和45(1970)年9月1日 中間駅

キャブ側窓は原型の2枚窓。ランボード下には暖房管が這っています。

重油タンクは撤去されています。炭水車は8-20形式。それにしても炭水車はリベットだらけですね。後部標識灯は埋め込み式。

炭水車前側にあるホース状のものは、水槽内の水量を調べる検水管でしょうか。

発車待ちの憩いのひとときでしょうか。キャブ内はクソ暑いでしょうけど。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D60/D6071