ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D60 75

matuno kura が撮影した画像ではないので、転載はご遠慮ください。

D60 75は元D50 91。

D50 91の車歴は↓こちら。D50 91の旧機番は9990。

http://d51498.com/db/D50/D5091

昭和41(1966)年7月20日 郡山機関区

シールドビーム2灯は補助灯の方が自己主張強すぎ。この1年前までは1灯だった模様。そして化粧煙突には回転式火の粉止め。

除煙板では前端手摺の下端がデッキのギリギリ。そして点検蓋がデカイ。こんなに大きい蓋は見たことがありません。そしてシリンダ上部ではランボードの上に載るタイプ。

スノープラウ取付に際し、サイドステップを梯子状のものに交換。ただし52号機では1段だったものが75号機では2段に。あれ?7月なのにスノープラウ?日付を間違えたかも。

キャブ屋根は幾分延長されているように見えます。

そして炭水車には重油タンクを装備。

なかなか癖のある機関車です。

 

昭和42(1967)年7月1日 郡山駅

回転式火の粉止めが撤去されてスッキリ煙突。サイドステップは標準品に戻されています。キャブ前窓は長円の古いタイプながら幅広の庇付き。

 

昭和43(1968)年3月3日 三春駅

もうもうと吐き出す煙に視界はかすれ気味。お陰で機関車のディテールは潰れ気味です。非公式側のサイドステップは撤去?

三春はかつての城下町。磐越西線会津若松も元城下町で、こちらには特急列車・急行列車が走っているものの、磐越東線普通列車のみのローカル線と対照的。蒸気機関車は西線がD50、D51運用の乙線ですが東線はD60運用の丙線と、線路規格にも差があります。電化、非電化という差も大きい。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D60/D6075