ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

28688

江別の鐵様と’撮り人不明’様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和45(1970)年8月21日 東能代駅

「手打きそば」が入る木造の建物と様々なタイプの貨車、良き時代の昭和の空気感が堪りません。

28688はといえば低めの除煙板と細めの上部ステー、タッパの高い回転式火の粉止め、片側だけの解放テコ、前端梁まで引き回された暖房管、梯子タイプのサイドステップ、旋回窓の他に丸窓も庇付きなど、なかなか癖のあるスタイルです。

 

昭和47(1972)年8月 弘前運転区

庫内で休む28688。この4カ月後の12月2日、深浦発5時55分発、弘前9時14着の1725列車は、広戸~追良瀬間を走行中、前日来の暴風雨と荒波によって道床がさらわれた箇所に突っ込み脱線転覆、機関車は横倒しとなって水没し機関士は殉職するという痛ましい事故が発生しました。他に機関助士と乗客1名が負傷。広戸~追良瀬間は翌年3月19日に復旧するも、蒸機運転は同月25日をもって廃止されます。

車歴は↓こちら。

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