ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

初めての帰省

就職して最初の帰省は昭和56(1981)年5月。まだ給料ももらえず、春先の北海道と同じように懐具合は極めて寒かったのでした。なもんで、近場で撮影してました。千歳線上野幌駅です。
就職で北海道を離れてからまだ1箇月しか経っていないのに、妙に懐かしく感じたのはなぜでしょう。

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国鉄北海道の電車といえば特急用の781系とこの711系しか走っていませんでした。電化区間ならばあっちでもこっちでもどっちでもそっちでも711系でした。

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で、これが781系電車。特急「ライラック」は室蘭まで運転されていました。東室蘭~室蘭間は普通列車、なんてことはなく、しっかり旭川~室蘭の全区間で特急列車でした。それだけ東室蘭~室蘭間には普通列車が設定されていたということなんでしょう。
系列にグリーン車がないのはいささか寂しいです。もっとも、自分では絶対に利用しなかったでしょうけど。

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電車特急が781系なら、気動車特急は80系。
今は電車特急が785系と789系、気動車特急が183系、261系、281系283系ですから実に多彩な顔触れになっています。

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機関車といえば本線用DD51。蒸機を駆逐したにっくきヤツ・・・という思いも、蒸機全廃から5年も経てば薄れていました。いずれコイツも・・・と思ったのも遠い過去のことで、今や北海道には1両も走っていません。でも、C55、C57、C62、D51、D61(道外では更にC59、C60、C61、D52、D62)が運用していた列車をDD51が一手に引き継いでしまったのですから、たいした機関車です。C58、8620、9600の代わりはDE10、C11やC12はDD16が引き継いだってところでしょうか。

以上は昭和56(1981)年5月3日 上野幌駅
そして翌4日には札幌駅で。

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急行「ニセコ」入線です。
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テールサインはまだイラストではありません。
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グリーン車がないのは編成としての面白みには欠けますが、特急形客車に急行料金で乗車できるというのが何より嬉しかったです。就職のため上京に利用したのがこの列車でしたので、とても印象深いのです。
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誰を待つのか幼き兄妹。
あれだけ利用した地上時代の札幌駅ですが、今となっては中の様子がなかなか思い出せません。少しだけ写真は撮っていますが、どうにもあいまいとしており、強烈に臭かった男子便所の印象しか思い浮かびません。

この後、札幌市電を撮影しに町へ繰り出したのでありました。