ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

紅葉山駅だった頃

国鉄で、最後に営業用の蒸気機関車が走ったのは夕張線でした。今の石勝線です。
石勝線になる前、新夕張駅は紅葉山駅といいました。いい名前ですねえ。その次の駅が楓駅でしたから、紅葉に楓、秋の沿線の風情が目に浮かびます。
紅葉山駅の次の駅は、楓駅ともうひとつが沼ノ沢駅です。こちらがメインの路線上の駅になるでしょう。

今の新夕張駅はご存知のように高台にあり、紅葉山駅とは場所が多少異なるので、その前後で線形が異なっていました。

イメージ 1今の新夕張駅付近より見下ろす。跨線橋はプラットホーム間のみにあり、駅舎の改札口からプラットホームまでは地平を歩いていきました。右端に見えるトンネルが、現在の線路になります。
遠くに見える煙は、上り列車のものです。トンネルをくぐらず、山裾を回り込んでおりました。

イメージ 2
紅葉山~沼ノ沢間で夕張川を渡ります。。左端に、現在のコンクリート橋が見えますが、まだ鉄筋がむき出しで工事中です。川の中に橋脚だけが立っているのは、かつて複線だった頃の名残です。

空のセキ車ながら、上り勾配なので、煙を目一杯上げて駆けあがります。終点は夕張駅です。
年の瀬も迫っているというのに、何やってんでしょう。だって、あと1年なんだもん。

昭和49(1974)年12月27日