士幌線の9600をどこで撮ろうかと考えたところで、広尾線の9600も撮りたいので奥までは入れません。で、国土地理院の5万の地図を睨むと木野駅の近くにある鈴蘭公園から十勝川の鉄橋が見えそう。
見えた。 木野←帯広
除雪されていない公園の中で雪を掻き分けて場所を探しましたが、中標津で四つん這いになって雪原を進んだことを思えば楽勝。あ~でも望遠が欲しい。その前に一眼レフだけど。
貨物列車は木野駅で少々停車し、その間に公園から戻るとまだ停車中でした。犬がだら~っとしておりましたので記念に一枚。って何の記念だ?そんな余裕があるなら駅舎でも撮っとけ。と思う今の自分。
帯広駅
トンボ帰りで帯広に戻ってきます。駅構内では朝からっず~~~っと9600が貨車の入換に勤しんでおりました。9654って、割と若番。鷲別の9644、小樽築港の9633。S字キャブではないけれど、若番を見るとその古さに嬉しくなります。日曹炭鉱にいた9615は「ザ・ガードマン」に出ていたっけ。
この後、広尾線の気動車に乗車し中札内まで行き、そこで貨物を撮ってまた帯広に戻ってきます。
帯広では、朝に撮影した陸橋を渡って帯広運転区へ。事務所がよう分からんので、そこいらにいた職員さんに断って撮影させてもらいました。
蒸機ファンには嫌われるトラ模様ですが、私は嫌いじゃないな。好きってほどでもないけれど、あるがまま受け入れちゃうっていうか。クルクルパーも同じ。付いてていいじゃん。
車庫の外にも中にも、火を落とした9600が佇んでおりました。やはり息遣いがないと寂しいです。仕方ないけれど、番号集めということで。
蒸機が消え、士幌線と広尾線が消え、帯広駅は高架になり、もうなにもかもが変わっちまいました。
昭和50(1975)年4月2日