古い写真の中には、今とは景色がすっかり変わったものがあります。当たり前っちゃあ当たり前ですが。
滝ノ上←川端
蒸機なき後、二十年ほどしてこの場所にやってきた時、その変わり様にいささか驚きました。道路橋も鉄道橋も架け替えられており、心なしか場所も少し違うような・・・。
そもそも、この写真の立ち位置が分かりません。もしかすると、現在の道路(国道274号線)がこの場所になっているかもしれません。
上の写真の道路橋と鉄道橋の間に、ポニートラスの橋があります。これって、もしかして複線時代の名残なのでしょうか。それとも旧道の橋だったのでしょうか。ネットで正面気味に俯瞰している冬の写真を見つけましたが、当時の国道の奥の方から分岐するように細い雪道がこのトラス橋へ伸びているのが確認できました。ってことは旧道のような気がします。そもそも、鉄道橋で木製のトラスが使われたのって明治時代までのような気がしますし。
そんな風に1枚の写真からあれこれ想像するのも、たまにはいいかなってことで。
昭和50(1975)年8月6日