
もはや列車写真とかSL写真というくくりから外れて、何となく駅構内といった風情であります。
まだ来ていなかった駅なので来てみただけのことですが、この当時は三川駅にもしっかり駅員がいたので、駅員に断ったり入場券を買わずに済む構内外れで撮影したっちゅうわけです。



隣の駅に移動し、ここも初下車の駅です。駅舎から離れていたので、無断でホームに上がって撮影こいてしまいました。下り列車の到着です。下の写真で分かるように、柵など一切ありませんでした。でもこれだとズルできちゃいますね。もちろん、私はそんなことはしちゃいませんよ。って、必死になるほどに怪しまれるって。

三川駅もそうでしたが、今と違ってホームに跨線橋はありません。今より列車本数が圧倒的に多かったのに、駅員がいたので安全上の問題はなかったのでしょう。跨線橋は、撮影する際には恰好の足場になりますが、列車の利用客にはちっともやさしくありません。
木製の掲示板には一体何が貼られていたのでしょうね。「おたずねもの」とかではないと思います。
当時の状況など、もうほとんど覚えていませんが、駅撮りしたのは徹夜明けで体がふらついていたのと、重い録音機(友人から借りたデンスケ)を抱えていたのであまり動きたくないという事情があったからでしょう。でも、こうした生きた駅の姿は、記録として見れば十分アリではないでしょうか。欲を言えば、駅員さんが居れば言うことありませんけど。

昭和50(1975)年9月24日