ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

一眼レフ入手

受験勉強一筋ってえのは無理っぽいので、予備校通いと同時に朝刊配達のアルバイトも始めました。これで一日のリズムが作れるわけですが、それは副次的効果に過ぎず、真意はバイト代で一眼レフカメラを購入することでした。
そのカメラを遂に入手し、早速、近所の新琴似駅近辺で試し撮りです。

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新琴似←篠路(新琴似5番通り踏切) 630D
カメラはミノルタXE、レンズはタムロンの80~250mmというズームです。当時はまだオートフォーカスなどという機能は開発されていません。というのを弁解にする積りはありませんが、慣れない望遠での撮影に、ピンボケ写真を量産してしまいました。

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新琴似駅 630D
おまけに現像ムラまでやらかしています。こういうところに性格が現れるのでしょうね。

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631Dが到着し、630Dを顔を並べます。田舎ですねえ。のどかですねえ。受験勉強なんかどうでもいいや。

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631D
631Dの先頭はキハ16 93です。この頃は他に75号と91号がおりました。キハ16はキハ17の便所無しタイプです。すぐ後ろのキハ21と比べ、車体高さの違いがよく分かります。軽量化構造ではないので、断面を少しでも小さくして車体重量がかさむのを抑えたわけです。幅も狭いです。20系以降の車両に比べて、窮屈感を十分に堪能できます。苗穂機関区のキハ17系には他にキハ12もおりました。

ところでキハ17系をキハ10系と称する文献も見かけますが、基幹形式はキハ17形式なので、私は敬意を表してキハ17系と表現しています。どちらも正式な名称ではないのでどちらでも構いません。D51を「デコイチが正しい呼び方だ!」みたいな、つまらない下らない愚かな主張はしません。

予算の関係で、レンズは標準を見送ってこの望遠ズームだけ。標準は、これまでのオートカメラに委ねます。
いずれにせよ、受験生としての自覚は相変わらず足りませんね。

昭和51(1976)年6月16日