ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

地味に

近所の札沼線へぶらりと撮影に出ることは珍しくなく、この日も地味に1列車だけ撮影に行ってきました。

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篠路→新琴似 628D

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新琴似駅

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何気なく足元のレールを見ると、何やら刻印が目に入りました。
「工 O H LACKAWANNA 600 11 1921」と刻印されています。
アメリカのラッカワナにある製鉄所で1921年11月に製造された60ポンドレールのようです。60ポンドはおよそ27kg。1ヤードあたり27kgは1mあたりに換算すると30kg、すなわち30キロレールということになります。
この区間昭和4年(1929)年に建設工事を着工していますから、このレールはその当時に敷かれたものでしょう。最初の『工』の文字は工部省を示すもの。
レール1本にも歴史ありと、しみじみ、地味に凄いと思ったりして。

昭和52(1977)年10月29日