ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

本日のカラーポジ 滝里再び

「七瀬ふたたび」みたいですが、全然関係ありません。言ってみたかっただけ。

昭和64(1989)年1月6日 滝里駅
9042D 特急「フラノエクスプレス2号」、437D(滝川発釧路行き)
イメージ 1
427Dから下車して撮影。427Dは滝川~釧路間を7時間で結んでいました。でも今の2427Dは、富良野と帯広にバカ停するので、8時間以上かかっています。現在は台風災害で線路がやられ、走っていませんけれど。

いよいよ野花南~島ノ下間の線路付け替え並びに滝里駅の廃止が現実のものになろうとしていたので、居ても立っても居られなくなり、10年ぶりに滝里駅に降り立ちました。すでに国鉄からJR北海道へと衣替えをし、石勝線の開業に伴い滝川~上落合(信)間は、定期の特急列車が走らないローカル線となっておりました。

滝里駅は改築され無人駅となり、駅前には雪原が広がるばかりで、かつてここに人が住んでいたという痕跡は雪の下に埋もれていました。除雪されたのかも定かでない雪道を10年前と同じように野花南方面に進むと、大きな丸い屋根の倉庫のような建物が遠くに見えましたが、それとて人の気配は感じられませんでした。

俯瞰撮影の第一人者であり、親戚にクマがいるんじゃないかと専ら噂のあるMさんが撮影した写真に魅せられ、その場所に行けるかどうかも分からないまま、山を目指して線路伝いに突き進んだのでありました。ああ、若いって素晴らしい。