市電の終点である谷山停留所に到着すると、近くの店で昼食を取りました。当時はコンビニなんてほとんどありませんでしたので、食事は食堂か駅ホームでの立ち食い、或いは車内での駅弁でした。
特にすることもなく、帰りは国鉄で戻ることにして、谷山駅へ向かいます。谷山駅は指宿枕崎線の駅で、西鹿児島から二つ目です。途中の川で都合よく列車を2本撮影できました。
谷山←南鹿児島 1739D
キハ58、キロ28、キハ65、キハ26(元キロ25か)、キハ20からなる普通列車。なんか豪華。当時は珍しいことではありませんでしたが、本線でもないのに急行列車も走っていました。
谷山→南鹿児島 742D
谷山駅では廃車なのか休車なのか、やつれた車両たちが留置されていました。帰りの列車まで時間がなかったのでキチンと撮影できなかったのが残念。
マニ60 680
ナハ11 36
サロ481-1
西鹿児島駅に戻ってきました。次第に雨が強くなってきます。まだ午後3時前なのにすっかり薄暗いです。
136列車 ED76 60
26列車 特急「明星4号」 ED76 89
荷物列車 ED76 47
ここで一旦、駅を出て銭湯に行ってきます。谷山で雨にあたった際、少々火山灰にまみれてしまいました。
雨に濡れた駅前。因みに小倉の銭湯は入湯料が200円だったのに対して、鹿児島の銭湯は160円とメモにあります。銭湯に浸かった記憶は完全に抜け落ちています。
西鹿児島駅に戻ってきました。
7列車 特急「富士」 ED76 1004+DF50 555
重連なのか、DF50は回送だったのか分かりません。
鹿児島交通の気動車、貨物列車 ED76 43
鹿児島交通はキハ07タイプの車両が有名でしたがこれは17系タイプ。
荷物列車 ED76 47
自分の荷物が写り込んでいます。ごちゃごちゃしていますが、撮影に不要なものは観光用の紙袋に入れてロッカーにしまい込み、動いておりました。
2522列車 DF50 532
この列車は、宮崎から512列車 急行「日南10号」となる今晩の宿です。「かいもん」が鹿児島本線経由なのに対して、この「日南」は日豊本線経由の夜行急行です。鹿児島本線と日豊本線が合流するのは、南の西鹿児島に対して北は小倉になります。両駅とも半日でも駅にいれば、おそろしいほどに多くの種類の列車が撮れたことでしょう。今にして思えば、「SLやまぐち号」よりも面白かったハズといささか悔やまれます。
昭和54(1979)年8月17日