ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

本日のカラーポジ 富士山見えず

昭和57(1982)年2月13日 三島→函南 6列車 特急「みずほ」 EF65 1105
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三島~函南間には富士山をバックに撮影できる名所があり、一度は訪れてみようと思い、行ってみることにしました。しかし函南駅に到着すると厚い雲が空を覆っており、とても富士山が望めるような状況ではありません。でもまあ、場所だけでも確認しておこうかと、地図を見ながらその場所へ向けて歩を進めました。でも途中で気紛れ虫が疼き出し、その場所以外で撮影することにしました。

写真は、トンネルが貫く山の上からですが、多分、道路からだったと思います。露出不足なのは曇天下に加えてズーム望遠側でf=5.6のレンズ、そしてフィルムはASA64のKRです。フィルムの使い方間違ってますね。

「みずほ」は東京と長崎・熊本を結ぶ寝台特急列車でしたが、JR化後の東京口ブルトレの中では最初に廃止されました。平成6(1994)年のことです。でも写真の当時、国鉄はまだまだ活気あふるる頃で、夜行列車は普通、急行、特急、全てが繁忙期には混雑していて、指定券、寝台券を取るのも、ホームに並んで自由席を確保するのも大変で、その頃に苦労された方も多いでしょう。

結局、その後函南を訪れることはなく、撮影名所がどこにあったのかは遂に特定することなく今に至っております。