ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

再び津和野へ

SLやまぐち号」の撮影も、この日と翌日の二日間を残すだけとなりました。

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門司駅 急行「かいもん6号」 ED76 54
西鹿児島から遠路ず~っとありがとうございました。

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貨物列車 EF30 2+EF30 4

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2522M

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420列車 「ながさき」 ED76 46

さて、この日も津和野です。どうして立て続けに津和野を選んだのかというと、それは荷物のことがあるからです。降り立った駅で、撮影に不要な荷物を預かってもらえればいいのですが、多くの駅は無人だったり委託駅だったりで、コインロッカーもありません。そこで当初は小郡駅のコインロッカーに荷物を預けてから、鄙びた駅で撮影していました。ところが1日2回、小郡駅で途中下車し荷物を出し入れするのが実に面倒臭い。
そんな時、津和野で貸自転車を利用した時に荷物も預かってくれるというので、これはエラク便利だわいと思い、すっかり気に入ってしまったわけです。撮影上の理由ではなくて、楽ができるからという実に不遜な思いからなのでありました。とはいえ、津和野の撮影地はもちろんお気に入りでした。ただ、蒸機を撮るならもうちょっと場所を選べよと今なら思います。
でも楽しようと思わざるを得ない理由もあったのです。それは暑さです。もう暑くて暑くてやりきれない。もうへばって、ばてて、いかんともしがたい。思考も虚ろ。
そんなんだから、つまんない写真ばっかり撮っちまったい。

テレプラスを使って500mm相当。シャッターにはエアレリーズ使用。
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船山平→津和野 539D

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船山平←津和野 538D

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船山平→津和野 9521列車 C57 1

今時のデジカメのように、その都度撮影結果が確認できれば、次の撮影ではより良い形になるように反映できるのですが、当時はフィルムが現像から上がってくるまで結果は分かりません。結果をフィードバックできないから同じ間違いを繰り返してしまう。暑さで頭がぼ~っとしていたり、逆に興奮状態で無我夢中になっていて冷静な判断ができないことが、更に足を引っ張ります。

などと、結果を機材や暑さのせいにするあたり、まだまだ未熟者の自分であります。

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返しの列車はどうしたことかモノクロでは撮影していません。

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仁保駅 547D
帰りの542Dの車内からです。
仁保駅手前のトンネルの中で列車は緊急停止してしまいました。車両故障とのことで、トンネル内で1時間ほど待たされました。山口駅では後続の急行「つわの3号」に乗車する予定だった人たちも乗り込んできて車内は大入り満員になってしまいました。

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宮野駅 629D折り返し634D

この日の撮影はここでおしまい。
下関で銭湯に行く際、駅のコインロッカーに荷物を預けたのですが、銭湯から戻ってきてビックリ。鍵がかかっていません。つか、鍵持ってません。ぼんやりしてコインも入れずに鍵も掛けずに銭湯へ行ってしまったのです。幸いにも荷物は無事でしたが、バカボンぶりを発揮した割にはよくぞロッカーの番号を覚えていたものです。こういうのは「馬鹿の一つ覚え」とは言わない。

昭和54(1979)年8月22日