昭和62(1987)年10月31日 小出駅 1437M 115系電車
「新潟色」で検索すると、これまでに様々なバリエーションがあったことに驚きます。
いわゆる「新潟色」は、昭和38(1963)年9月に旧型国電である70系に施工されたのが嚆矢で(鉄道ピクトリアル1963年12月号75ページ)、赤と黄色の派手な塗り分けでした。この塗色が今年1月に復活し、115系に施工されたようですね。
写真の塗色は、国鉄末期に登場したものです。当初は、前面の青帯が3本でしたが、いささか煩い印象があったからでしょうか、後に写真のような1本バージョンも登場しました。115系電車だけでなく、キハ40系などの気動車にも採用され、新潟地区のイメージカラーとして定着するのかと思いきや、115系の方はほどなくして白と緑を基調とした新たな塗色に変更されてしまい、気動車だけがこの塗色を引き続きまとうことになりました。やがて、JR化後の各地方色の氾濫の中に埋もれてしまいましたが、やはり個人的には復活した初代新潟色が一番の好みです。写真のは好カン。