ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

開かずの踏切

といっても、井上陽水の歌ではありません。ここは横浜駅と相鉄平沼橋の中間にある歩行者専用の踏切で、自動車はすぐ横に架かる陸橋(平沼橋)で線路を横断します。東海道本線横須賀線相鉄本線を跨ぎ、横断距離はそこそこありますから、足腰の弱い方が渡るには結構キツそうです。

開かずの踏切にやってきたのは、開かず具合を満喫するためではありません。沢山列車が撮れると思ったからに過ぎません。でも、場所的にどうよ、ですよね。
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1列車 特急「さくら」 佐世保・長崎行き

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横須賀線の上下列車がすれ違い

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上り横須賀線と相鉄の横浜行きが並走

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3列車 特急「はやぶさ」 西鹿児島行き(鹿児島本線経由)


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5列車 特急「みずほ」 長崎・熊本行き

この1時間後には7列車 特急「富士」宮崎行き、2001列車 特急「出雲1号」浜田行き、9列車 特急「あさかぜ1号」博多行き、13列車 特急「あさかぜ3号」下関行き、15列車 特急「瀬戸」宇野行きと、続々とブルートレインがやってくるのですが、撮影にはあまりいい場所ではないので退散することにしました。

この踏切について調べてみると、この通りは歴史ある「横浜道」というのだそうですね。その道々に観光用の看板が立てられているようです。しかし、1時間のうちに最長で59分間も遮断機が下りていたというこの踏切は、国の方針と安全上の理由から平成16(2004)年11月1日に廃止されてしまいました。今後も全国にある「開かずの踏切」は同様の理由で廃止されるようです。

ところで井上陽水の「あかずの踏切」は、ベストセラーとなったアルバム「氷の世界」に収録されている第一曲目なのですが、初めてこの歌を耳にした時「何て下らない歌なんだろう」と思っていました。でも気が付けばすっかり陽水ファンになり、撮影の合間に口ずさむようになっていました。