ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

幌加内駅跡

平成12(2000)年5月15日 深名線 幌加内駅跡
イメージ 1
国道275号線経由で札幌から美深方面へ向かう途中、深名線跡を確認しながら北上しました。深名線の中間にあった幌加内駅跡に到着すると、そこにはあった筈の駅舎が跡形もなく消えていました。バス転換後も待合室として使われていたものです。
写真は駅舎が建っていた側のホーム跡ですが、ちょうどジェイアールバスの手前の方に駅舎がありました。写真は朱鞠内方面を見ており、画面右側に線路が2本並んでいました。画面左端に停留所が立っていますが、そこが駅玄関の正面でした。

この写真の2か月前に駅舎は火災で焼失しました。高校生の煙草の火の不始末ではないかという噂も流れましたが、実際のところは原因不明となっています。

深名線廃止から早20年以上が経過しました。営業最終日までのどんちゃん騒ぎのような賑わいも、深川・名寄間を往復乗車し、その沿線車窓を延々とビデオ撮影したのも、雨の中を深川から上多度志まで歩きながら撮影したのも、幌加内や政和のソバ畑で、日がな一日のんびり撮影したのも、白樺や蕗ノ台の駅跡でクマに心配しながら列車を待っていたのも、今では記憶の彼方のできごとです。