ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

関東鉄道 鉾田線 桃浦へ

常総線と竜ケ崎線では時間がないこともあって、かなりいい加減な撮影で済ましてしまいましたが、この日はマジメに鉾田線で撮影しました。霞ヶ浦を背景にローカル線の雰囲気を味わおうという算段です。下車したのは桃浦駅。駅名からしてそそられます。

しかし相変わらずの天気で、厚い雲が空を一面に覆い、地上にはどんより感が漂っています。時折、小雨がぱらつきもするので、駅の近辺だけで撮ることにします。

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霞ヶ浦を背景に狙いますが、これといった高台も見つけられず、イメージした絵には程遠いです。

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はや、霞ヶ浦は捨てて、駅撮りです。曇っていても暑いし、もう面倒。
湘南顔で小柄のツートン色が、ローカル線の雰囲気にぴったりです。

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曇天なので、ヨドバシで買ったばかりのW5だかW7だかの曇天用補正フィルターをかましました。ただでさえ露出が取れないというのに。PCで自在にレタッチできる今となっては、結果的に単なるNDフィルタに過ぎません。

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元キハ07だったそうですが、当時はそんなことなど知る由もなく、「大型車も走っている」くらいの認識でした。顔が全然違うしね。露出が取れないので流し撮り

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以外にも桃浦駅ではちょこちょこ乗り降りがありました。
この当時でもすでに十分古い木造駅舎といい、雰囲気あります。鉄ちゃんや旅行客にはそれがいい味に感じますが、経営的には赤字で苦しい路線でした。そのため、この2年後の昭和54年に「関東鉄道 鉾田線」は分社化されて「鹿島鉄道」となり、ジェット燃料の貨物輸送で何とかやりくりしていました。しかし、その貨物輸送が終了すると経営立て直しもままならず、10年前の平成19年に、惜しまれつつも遂に廃止されてしまいました。

昭和52(1977)年8月22日