ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

弘南鉄道 大鰐

同和鉱業を後にして、次の目的地は大鰐。この駅からは弘南鉄道大鰐線が出ています。弘南鉄道の車両知識としては、旧型国電の払い下げ車両が走っているということくらい。でも、どれがどれで何が何だかさっぱり分かりません。滞在時間は1時間。

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弘南鉄道側の駅付近より。ちょうど国鉄の列車が通過しています。機関車はED75形式700番代でしょうか。

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留置している車両に近寄ってみますが、これが精いっぱい。いかにも古めかしい味わいある容姿ですが、この当時は「ボロい車両」くらいの認識しかありませんでした。

国鉄も狙えそうな川っぺりへ行ってみます。雨が結構降っているものの、不思議と不愉快にはなりません。ラッキーなことに早速、奥羽本線の上り貨物列車がやってきました。

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大鰐←石川 傾いてるべさ
立ち位置であるこの橋梁は現存しません。近くに大きな橋梁があるので、老朽化の際に撤去されたのでしょうか。

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大鰐→石川(奥羽本線 客レ)、宿河原←大鰐(大鰐線
構図としては何ともアレですが、一応、国鉄弘南鉄道の列車がひとつの画面に収まりました。向こうに見える橋梁も撤去されて今はありません。その橋の近くに大鰐線鯖石駅があります。
奥羽本線電気機関車の先っちょにトンネルが見えますが、これが当時の5万の地図にも載っていません。一体何じゃらほい。坑道跡?

雨に打たれながらも、気分は悪くなく、次の撮影地に急ぎます。慌ただしいったらありゃしません。

昭和52(1977)年8月27日

ゆうべ、ヤフオクで写真集を落札しました。プレスアイゼンバーンの「東北の蒸気機関車 青森を中心として」の上下巻です。上巻は持っているのですが、その時点の価格が下巻の半額程度だったので、ダメもとで支払可能な額で入札したところ、少し競っただけで落札できてしまいました。すべてモノクロの写真ながら、下巻にはオレンジ色の入換用9600形式の写真など、濃い蒸機ファンでなければ知らないような写真が数多くあり、是非ともじっくり見たい写真集です(友人が上下巻所有)。上巻にはC51がバリバリ現役の頃の写真が多数あり、また北海道や九州のカマといった印象の強いC55が青森近辺で活躍した貴重な写真もあります。勿論、大型機関車のC60、C61も登場。今時の「印象」風な作品は1枚もなく、ひたすら愚直なまでに標準レンズを基本に車両や編成をキチンと撮影しているので、記録性の高い内容になっています。こういう写真集を見てしまうと、今の復活蒸機にはもう全然・・・。C62重連急行「まりも」を見た後で、遊園地のお猿の電車を見たいとは思いませんよね。いや、お猿なら見てもいいいか。