ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

SLやまぐち号 撮影最終日

結局、ポジでの撮影はフィルムの本数の割には無駄ウチが多く、残念な結果となりました。無駄ウチはポジだけでなく、ネガでも相当にやらかしてますけど。
何はともあれ、「SLやまぐち号」最後の撮影もまた津和野です。

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気動車列車の時には晴れ間も見えたのに・・・

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SLやまぐち号」がやって来た時には怪しい雲行きとなりました。でもこの時はまだ序の口で、折り返しの下り列車では猛烈な土砂降りとなってしまいました。そうなるとモノクロネガの入ったカメラで撮影するのが精一杯で、ポジでは撮影しませんでした。暗いしカメラを雨に濡らしてしまうし。

SLやまぐち号」のオフ日には九州まで足を伸ばしているのに、ポジであまり撮影しなかったのは返す返すも残念でなりません。無駄ウチなどせずに行く先々で丁寧に車両や駅舎や駅付近の風景を撮影していたらどんだけ貴重な記録となったことでしょう。とうとう津和野駅の駅舎は撮影しませんでした。

昭和54(1979)年8月23日

今週の月曜日には3年ぶりに遠くに住む鉄友に再会し一献傾けました。年齢は少し上の方ですが、目にした鉄道景色には共通部分も多く、話題は尽きることなく、アッという間の2時間でした。氏は学生時代に東北、北海道の機関区巡りで多くの蒸機を撮影しておられ、仙台、盛岡、一ノ関、青森などのC60、C61、C62といった大型機には目を見張るばかりです。また鷲別のD50、池田のD60、苗穂のC55、札幌駅のC62には思わず頭がクラクラしてしまいました。
そんなめくるめく蒸機時代への思いは最近益々強まるばかりで、お金に余裕ができるたびに古本を買い集める始末。昨日はボロボロの「SL No.4」(交友社)をヤフオクでゲット。落札価格はわずか10円。中が読めればいいのです。
写真集以外では「新幹線をつくった男 島秀雄物語」が面白く、80系電車に始まる戦後の近代車両が開発された経緯や裏話に興味が尽きません。鉄道への興味は、車両の面白さにあるのは勿論ですが、その車両が開発された背景にある技術者たちや製作に関わった人たちの思いや苦労といったものを知ることで、その車両がますます好きになります。新幹線には興味がない、などとうそぶいていた若い頃の自分を恥じ入るばかりです。