ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C56 160出場

やっとのことで会うことができたC56 160。ぽっと工場へ行ったのにもかかわらず、あっさり入場を許可してもらい撮影させていただきました。このユルユル感が戦後の昭和の時代といえるかもしれません。自由をはき違えた身勝手な行動がまかり通る一方で、ちょっとした言葉使いや失言に猛攻撃する今の不寛容な時代は、ちょっとやばっちい方向へ向かっている兆候なのかもしれません。

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写真には写っていませんが、周囲には職員の方が沢山いらっしゃいます。遠慮して線路の向こう側には行きませんでした。構内試運転はモノクロで撮影し、カラーの撮影はこの程度。

苗穂工場の守衛さんに出場時刻を聞いたのだと思います。跨線橋へ戻り、C56が出てくるのを待ち構えました。

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先ほどまでの晴天はどこへやら。急に雲が湧き出して怪しい雰囲気に。

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雪が舞ってきました。この日は結構風が強いので、寒さも増してきました。その寒さのお陰で蒸気の量はふんだんなのですが、いい加減、手がかじかんでしまいます。

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他にファンがいたのかどうかは覚えていません。今のように情報が溢れていない時代、こういうシーンは国鉄内部の人か、そういう人と通じた人しか拝むことはできませんでした。

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先日、苗穂駅構内に留置されていたと思われる2両のキロ26が解体場におりました。すでに解体作業に入っています。それにしても構内には何と貨車の多いことでしょう。

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突然、DD13 41がED76 513を率いて姿を現しました。寒いせいか、しっかりブレています。因みに使っているフィルムはKM、感度はASA25しかありません。ASA64のKRを使えばよかったんでしょうけれど、当時はKMに絶対の信頼を置いており、大切な蒸気の撮影ではKRは何となく敬遠しておりました。

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C56が苗穂機関区へ向かっていきました。二日後からの試運転が待ち遠しいです。
それはそうと、室蘭本線でも活躍を始めた781系と、引導を渡されて解体を待っているキハ55、キハ21との対比が物悲しいです。

昭和55(1980)年11月14日