ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

福用にて

地図を見て場所を探したんだか適当にやってきたんだか、もう覚えてはいませんが、福用駅で下車しました。

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乗車した列車。顔を向けているのがモハ300形モハ312で、元西武鉄道のクモハ351形クモハ366。コンビを組むのはクハ500形クハ512で元西武鉄道クモハ365。西武鉄道初の湘南顔だったそう。

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上り列車が到着。モハ300形モハ310で、元名鉄のモ3800形3805。

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モ310と組むのはクハ500形のクハ510で、これも元名鉄のク2800形2805。大井川鉄道の電車は様々な私鉄からの中古車で、私鉄ファンにとっては生きた博物館といったところでしょうか。この頃は大井川鉄道カラーに塗り替えられていましたが、現在の車両はオリジナルの塗色のままとし、往年の姿で異郷の地を走っています。
かつて北海道にも多くの私鉄が存在し、廃止後は本州の私鉄に譲渡された車両も数多く存在しましたが、大井川鉄道には譲渡されませんでした。

駅を出て大和田方面へ歩いて行くと、小川と水田のある風景に出ました。私が蒸機列車に求めるものは煙よりも懐かしい風景なので、光線状態はアレですが、納得して列車を待ちました。
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福用→大和田
撮影してから36年経った今初めて気づきましたが、線路の向こうの一段高い道路には鉄ちゃんがいるではありませんか。怒鳴られた記憶もないので私の存在を我慢したのか、それともうまいことフレーミングして画面に入らないようにしたのか。気づかずに申し訳ない。

電化区間ながら架線柱はタールを塗った木製なのであまり目立たず、なかなかいい雰囲気ではありました。

昭和56(1981)年9月6日