ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

SL常紋号

SL列車を張り切って撮りに出かけた最後の列車でした、10年前に運転された「SL常紋号」。
「SL常紋号」は平成20、21両年に運転されましたが、私は20年だけ撮りに行きました。21年は、もう人混みで撮るのが嫌になり行かなかったのです。SL列車はその後にも、十勝や室蘭地区などで運転されましたが、すっかり興味を失い、行っておりません。

で、平成20年の営業運転初日、まずは北見駅で出発式と発車シーンを撮りました。
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出発式前
一般の人も出発式の様子を見学・撮影することができました。

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地上駅時代の札幌駅を思わせる広いホーム。

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遠軽でのスイッチバックが表現された行先サボ。

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後部補機はDE15重連。常紋峠を確実に上るためだったらしい。こういう牽引形態は三重連とは呼びません。三重連は、機関車三台つながった状態です。勿論、プッシュプルという呼び方も本来の意味では正確ではありません。

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間違った行動をするギャラリーがいないか、お巡りさんも目を光らせています。

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北見トンネルそばの歩道橋には、ギャラリーが満載。トンネル横の線路は、ふるさと銀河線だったもので、車止めで途切れています。

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テープカット。くす玉はありません。

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少し間を置き、そして発車。ホームにも大勢カメラを構えた人たちがいます。運転士も気が気ではないでしょう。汽笛を高らかに鳴らして発車です。煙は少なめです。すぐにトンネルに入るしね。

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淡い煙を残して、トンネルに入ってゆきました。DE15重連の補機とは、いかにC11が非力かということを思い知らされます。蒸気機関車は手間はかかるし金は食うし汚れるし運転は厳しいし、いいところは一個もありません。でも好かれるのは何故でしょう?一度、目にシンダを入れてみるとよいでしょう。

イベントのSL列車だけでなく、「SLニセコ号」や「SL函館大沼号」「SL冬の湿原号」も撮影に行かなくなりました。長い事慕っていた憧れの君に、すっかり冷めてしまった、そんな気分です。なので、SL列車が「SL冬の湿原号」だけに縮小されても、喪失感は全然ありません。現場では大変な苦労をして運行しているのは分かっているんですけどね。

平成20(2008)年6月28日

興味のある方は動画でもご覧ください。
煙モクモクな迫力あるシーンはほとんどありません。