ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

首都圏色キハ40

「ぽっぽや号」ことキハ40形式764号が、キハ12形式モドキに改造された上で首都圏色に塗り戻されたのに続き、758号も首都圏色になりました。もう20年近くも前になります。
その後、758号はJR色に戻され、764号は廃車となって幾寅駅前に前頭部のみ保存されています。
これでJR北海道からまた首都圏色が消えてしまったか・・・と嘆くこと5年、2010年になって、3両のキハ40が首都圏色となりました。777号、1749号、1758号ですが、1758号は758号を機関換装した車両ですので、実質は再復帰ということになります。3両はいずれも釧路の車なので、運用範囲は滝川~釧路間です。検査以外で札幌に姿を現すことはありません。それでも、JR北海道のHPでは運用を公開してくれたので、行けば確実に撮ることができました。たまに、外れたりもしましたが。

3両とも無理なく撮影できる日を狙って、友人を誘い新得にやってきました。
イメージ 1
広内(信)→新狩勝(信)
新得の手前で一発撮ってから、増田山に上がりました。勿論、車ですので楽チン撮影です。しかし、天気がね~。パッとしない。思い起こせば、その友人と私は共に雨男。ふるさと銀河線の最終年度に毎月通っていた頃には、ほぼ100%、雨か雪に見舞われたものです。最終日の夜が土砂降りになったのは、自分たちのせいなのではと、心苦しいばかりでした。

イメージ 2
山部駅
JR北海道のHPの案内通り、この駅で首都圏色車同士が列車交換です。タイムスリップしたみたいで、心がブルブルしますね。
釧路の車には、釧路方の貫通扉にだけ、ヘッドマークの差し込み枠があります。以前は「ぬさまい」なんか差していましたっけ。


イメージ 3
ワインハウスに上がりました。先行するノースレインボーがやってきました。
増田山といい、定番中の定番撮影地です。ワインハウスは、随分前に1度しか利用したことがありません。いつも駐車場は空いているので、ちゃっかり停めさせていただいております。恐縮です。

イメージ 4
そして首都圏色車が来る少し前から雨脚が強くなり出し、やって来た頃には雷雨状態でした。雨音が喧しく視界も霞んでいるので、列車がやって来るのを注視しておりました。あまりに酷く、傘を差しながら撮ったので、傘からの雨しずくが写っています。二人の雨男の威力はやはり絶大でした。

その後も何度か撮影に行きましたが、ここ数年は撮影に行っていないので姿を見ておりません。別の友人が留萌本線区間廃止の時に、臨時列車の運用に就いたシーンを撮影しているので、2年前には健在だったことは確認しておりますが、今はどうなんでしょう。H100形式の登場で、いよいよキハ40そのものの引退が現実的なこととなった今、首都圏色だとか改造がどうのこうのと言っていられない状況かもしれませんが、国鉄形の最右翼だったキハ40の撤退は、事件と言えるかもしれません。残された時間はどれだけなのでしょう。

平成22(2010)年8月7日