ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

雪の上野駅

この時には、少しずつではあるけれど、首都圏に連日雪が降りました。年末年始の帰省で雪を見飽きているけれども、首都圏で見る雪はまた格別かもしれないし、上野駅には雪国から雪まみれの列車が到着するかもしれないと思い、会社から帰宅すると、そそくさと上野駅に出かけました。会社からの帰り道は、底つるつるの革靴だったので、滑って転びはしないかとヒヤヒヤものでした。
上野駅に到着したのは21時頃でしたので、通勤列車の本数は減り、ホームは幾分静かな感じでした。手あたり次第にシャッターを切ったので、列車番号は不明です。

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車体に付着した雪は案外しょぼかった。
高崎線東北本線の普通電車。115系が幅を利かせていた時代です。でもグリーン車の連結はありませんでした。

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おそらく上越線の急行列車。こちらはそれらしい着雪具合です。

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部分的にはしっかりと積雪があります。

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タイフォンのシャッターが開きっぱなし。

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いささかブレておりますが、構内にはしっかりと雪が積もっています。ポイントがオレンジ色に染まっているのは、雪を解かすためにカンテラを焚いているからです。つまり油を燃やしているわけです。北海道と違って電熱線は装備されていません。

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上りの「ひたち」が到着した所だと思います。流し撮りをしてみましたが、そううまくは行きません。どこも止まっていない。

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到着した「ひたち」の最後尾かと。着雪しているので、ヘッドマークを「とき」に変えても似合いそう。ヒゲは違うけど。

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露出不足のポジなので、スキャナの性能から露出ムラがヤバいレベル。

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車内が空いていたので、隣の列車から。

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キリ番なので撮ってみました。

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車両は急行用でも、普通列車でした。

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「北陸」
屋根上には尾久で積もった雪が結構そのままです。
それなりに雪にまみれています。ちょっと札幌へ帰りたい気分にさせられます。
ホーム端は写真撮影禁止なので、前では撮れず、後ろだけの撮影です。22時5分前、ここでフィルムはお終い、少々後ろ髪引かれる思いでしたが、翌朝の出勤が辛くなるのでこれにて引き上げました。この数日間、独身寮の部屋は結構寒かったのです。一応、暖房はあったんですが、あまりに非力。

昭和59(1984)年1月19日 上野駅