ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

ブルートレインを撮りたい

そもそも、この九州旅行の目的はブルートレインを撮影することでした。学生時代の5年前に来た時には、「SLやまぐち号」を撮影する合間の時間潰しと夜行列車で夜を過ごすために九州内を移動したに過ぎず、九州での撮影といえば国鉄よりも路面電車の方に一所懸命でした。ブルートレインも駅撮りとか、その程度だったので、今回は真面目に撮ろうと覚悟を決めていたのですが、まあ結果といえば、・・・・

安普請のホテルを5時過ぎにチェックアウトして、5:59発宮崎行きの普通電車に乗り込みました。車両はモハ474-22。青井岳というワクワクする駅を過ぎ、日向沓掛で下車です。青井岳や日向沓掛という駅は、写真でしか見たことはありませんが、晩年にC57が勾配を喘いで上っていったという撮影名所だけに、きっと沿線風景はすっばらしいのだろうなと思ってやってきた次第。

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9:00 日向沓掛←田野 にちりん14号

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9:02 日向沓掛→田野 355M
今になってサロ455をキチンと撮影しなかったことを悔やんでいます。
取り敢えず駅の近くで撮影したものの、雲行きが怪しくなってきたので、行こうと思っていた田野方面は断念して駅へ戻りました。根性無し。

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線路伝いに駅へ向かう途中、ヘビの轢死体が転がっていました。ドキドキ。

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日向沓掛駅
雨が降りそうな予感。

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10:44 573D
ほら降って来た。結構、雨脚は強いのです。
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先頭車はキハ26 619。元キロ25 38。窓越しに見える腰掛は、キロ時代のものが健在のようです。

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10:53 清武駅 568M
日向沓掛駅はどうにも雨が強かったので、願をかけて隣の清武駅に移動しました。幸いにも雨は上がっておりました。

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11:13 彗星
もうヘッドマークさえ撮れたらそれでいいや的な撮り方です。この天気です。勘弁してやってくだせえ。

この後、都農に移動しました。どうしてだろ?リニアの実験線は隣の駅だし。覚えてな~い。
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13:04 都農←川南 富士
モロ線路端。顔面狙いですな。

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14:05 都農←川南 2538M
名貫川に架かる橋梁です。水が澄んでた。暑かったのがちょっぴり涼しくなりました。

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14:17 にちりん24号
せっかくの青空なので、PLフィルターを使ってみました。おそらくショートズームのフードが写り込んでしまったようです。でも本人は全然気づいていません。

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14:22 にちりん7号

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15:05 都農→川南 富士
せっかく晴れているのに何かパッとしません。おまけに、ほらまたフードが写り込んで。そもそもズームレンズのフードは光の遮蔽にはほとんど効果がなくて、レンズの保護のためにあるようなものです。いらんことをしてしまった。
更に移動します。二つ先の美々津へ向かいました。

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17:22 南日向←美々津 彗星 石並川の橋梁
海を何とか入れたものの、やはりパッとしません。ヘッドマークも陰になって良く見えないし。午前中の悪天候からすっかり好天に変わったのに、腕の悪さは改善しないようです。

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時間がなかったので、撮影機材以外の荷物は駅におっぽり出して撮影に行ってました。戻ると、荷物は無事でした。いや~走った走った。
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無人駅ながら、きちんと手入れされていたのが気持ち良かったです。

以上で撮影を終えて大分へ向かいました。ここから先はメモがないので曖昧な記憶によるのですが、ホテルにチェックインした後(多分、ここでも飛び込み)外で22時過ぎの遅い夕食を取りました。お酒が入っていい気分でホテルに戻る途中、道端に占い師のご婦人がおりましたので、ほんの気紛れで手相を見てもらいました。開口一番「あなた、女運がないね~」と言われました。いささかカチンと来ましたが、確かにそういう予感は自分にもあったので、相場が分からず3000円を払って立ち去ろうとすると「こんなにくれるの!」と驚かれてしまいました。幾ら払うかまでは占えなかったようです。
因みに34年前のその占いは、今でもほぼ当たったままです。

昭和59(1984)7月28日