駅では列車や車両以外、人も絶好の被写体になりました。乗客や駅員さん、乗務員、車両整備の人、保線の人、売店の店員さん、清掃に関わる人、スリかっぱらいなどの犯罪者、鉄道公安官などなど。現在はプライバシーの観点から、以前ほど自由に撮影できる状況ではありませんが、それでも魅力的な撮影舞台であることに間違いはないでしょう。
新橋駅 寝台特急「富士」
都会での撮影では、身軽な撮影が似合います。
東京駅
食堂車の中を覗きながら、母娘でどんな会話を交わしているのでしょう。食堂車や寝台車には、鉄道旅への憧れを抱かせる魅力がありました。ちょっと高いけど・・・
横浜駅(以下同じ)
状況不明ながらも、何かしらドラマを感じてしまいます。
「父ちゃん、今日はちゃんと帰ってこいよ」
「うるせえな、今、乗務中だ!ピ~~~」
貴重な167系を、せめて車番だけでもと思ってカメラを向けたら、思いっきりカメラ目線ビームを浴びてしまいました。
空はトワイライト色に染まっています。
昭和56(1981)年7月26日
上の写真をみつくろっている最中、こんな写真も出てきました。
早稲田停留場
都電を撮影しているところへ女の子のグループが通りかかって・・・
何故か記念写真撮影。
今は彼女らも40代の熟年女性ですよ。
昭和56(1981)年7月18日
国鉄時代に生録した音源をここしばらく、ず~~っと編集しているのですが、当時のいい加減に録音していたツケが今頃になって回ってきています。せっかくの録音も、目的音が小さい、雑音が喧しいなどで、使い物にならない音源の何と多い事か。それでも、すっかり記憶の外にあった数々の「列車の音」を聞いていると、当時の様子がまざまざと浮かんで・・・きやしないじゃないか。自分の脳はほぼRAM仕様のようです。超低速処理な上に演算ミスってばかりだけれど。