ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

一戦を終えての静狩駅

札幌発23:30の臨時急行、おそらく「すずらん」に乗車し、長万部に到着したのは03:19。幸い寝過ごすこともなく、減光されて薄暗い車内を、なるべく静かにそっと列車を降りました。他にも下車した乗客がいたように思います。
駅を出ると当然辺りはまだ真っ暗。でも、ここから静狩まで歩いて行きます。「北斗星」を静狩で撮りたい、それだけの思いだったのですが、車を持たない私としては、その思いを成就するには徒歩移動しか方法がありませんでした。その思いを募らせたのもビデオだったからです。写真ならば、夜間の走行シーンを撮ろうなどとは露ほども考えませんが、ビデオなら何とかなるべと判断した次第。いやむしろ、夜間撮影こそがビデオ向きではないかと。

暗い国道37号線をひたすら歩き、2時間なにがしかけて静狩駅に到着したものの、辺りはやはりまだ夜中。駅のホームで貨物列車を撮影してから、駅の北側にある踏切に移動しました。本当は、山の斜面に上る積りでしたが、暗いので断念。もっとも、明るくなってからよくよく見れば、かなりな急斜面で上るにはいささか無茶っぽい。よって、明るくなっても断念し、専ら踏切撮影に終始し、一体なんのために静狩くんだりまでやって来たんだか、と自問自答。

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静狩駅
当初の目的(「北斗星」の俯瞰撮影)を達成できなかったものの、そこそこの列車本数をビデオ撮影できたのでそれなりに満足して静狩駅に戻ってきました。駅の玄関先に機材を立てかけてます。

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正面に見える木がまばらな山の斜面に登ろうと考えていましたが、どう考えても無理っしょ。

駅で下り列車を見送った後、上り列車で長万部まで行き、そこから「北斗」で札幌に帰りました。「北斗」の車内でも、車窓をビデオ撮影しておりました。そんな何の変哲もない映像でも、今となっては貴重な記録になってしまうのですから、撮っておくものです。

帰宅してから、期待を込めてプレイバックしたものの、ど下手な撮影にいささかへこみましたよ。どうして上手に撮れないのか、それが分かるまでには、まだまだ何年も時間を必要とするのでありました。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、というのはビデオには全く当てはまりません。

平成2(1990)年1月6日

これだけでは物足りないので、帰省から戻って来る途中の写真も。
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函館駅 快速「海峡8号」
この時撮影した車窓映像を、YouTubeに最近2本アップしました。驚くなかれ、この当時の「海峡」には車販が乗車しておりました。
ED76 551もED79に交って大活躍しておりましたな。

平成2(1990)年1月7日