ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

松前線へ向けて

木古内松前とを結ぶ松前線は、青函トンネルの開業を前に廃止されることになっていました。そこで一度くらいは訪ねてみようと思い、帰省途中に寄り道することにしました。

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檜山丸

青森港を出航。広い甲板から。

 

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04:30頃

北斗81号(05:00発)・北斗1号(04:42発)・北斗3号(04:56)

それぞれ顔の異なる「北斗」三者揃い踏みです。キハ82がもう少し前に出ていてくれたらなあ。

 

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摩周丸
江差線の始発列車は05:59発の木古内行き751D。それまで暇なので駅の中をうろちょろしてました。

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連絡船廃止まで1年となり、国鉄もそれをアピールします。今や死語同然となった「フィーバー」が泣かせます。

 

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06:09 七重浜駅 751D

途中、なんでか七重浜で途中下車しました。七重浜といえば、昭和29年の洞爺丸台風事故で多くの犠牲者が打ち上げられた場所です。青函連絡船5隻が沈没するという史上最悪の海難事故でした。

 

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七重浜駅

青函トンネルの開業に合わせて架線が張られ、駅は改装されたように見えます。線路もPC枕木でしょうか、強化されているようです。1年後には特急列車や貨物列車がガンガン走るようになるなんて信じられません。

 

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06:44 七重浜駅 740D(木古内発)

新製キハ54は507~510の4両が函館運転所に配置され、この江差線でも活躍していました。この当時は、函館発が下り列車、函館行きが上り列車と設定されていました。

 

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07:16 七重浜駅 721D(江差行き)・742D(木古内発函館行き)

721Dは、前2両のキハ54が江差行きですが、その後ろのタラコ車は、木古内で分離し松前行き4821Dとなります。

721Dのキハ46 6に乗車。キハ46は全6両のうち5両が苗穂機関区で、なぜかこの1両だけが函館運転所に配置されました。

 

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08:25頃

4821D(松前行き)・721D(江差行き)・722D(江差発函館行き)

木古内に到着すると、江差行きのキハ54の2両が切り離され、先に出発します。

722Dは木古内松前からの4822Dを併結しています。

 

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4821D・722D

キハ22・キハ24・キハ40・キハ46・キハ54と、この線区は様々な形式で賑やかです。

 

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09:16 白符駅 4821D

キハ24 1+キハ46 6。それぞれの形式のトップナンバーとラストナンバー車。

 

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トンネルとトンネルとの間に位置する無人の白符駅は、小幌駅のような秘境駅・・・なんかでは全然なくて、付近には集落があります。

さて、撮影に行きますか。

 

昭和62(1987)年8月9日