ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

「C62ニセコ号」は撮らない撮れない

「C62ニセコ号」の撮影では、ビデオに軸足を置いたので、写真は捨てました。でも定期列車は写真で撮っておきます。

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12:45 蘭島→塩谷 3227D

地主さんの好意により開放されて整備されたお立ち台、金五郎山から。多くのファンが集まっていますが、そこは写しません。

この後「C62ニセコ号」はビデオだけで撮影しました。煙が上がって大満足。

 

日付は変わり、銀山にやってきました。

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08:55頃 銀山駅 3165D キハ56 148+キハ46 2

この列車以外でキハ46を山線で見た記憶はありません。記憶がないというよりも、全然意識していなかったというだけのことでしょうけど。

キハ56 148は後にJR北海道標準色に塗り替えられた、キハ56系では唯一の車両となります。客室内は近郊形風に改造され、車端部の腰掛がロングシート化され、吊り手が設置されます。

 

この後、稲穂トンネルとの中間辺りでビデオカメラを構えるのですが、「C62ニセコ号」は定時を過ぎてもやってきません。そしてとうとう後続の定期列車が通過してゆきました。トンネルの方から駅へと引き返す他のファンの人が言うには「来ないようです。先ほどの列車の運転士が、手で×を作って教えてくれました」とのこと。已む無く駅に引き返し、どうしようかと考えていると、下りの定期列車が到着しました。ところが、なかなか発車しません。降りてきた車掌さんに訳を尋ねると、「ニセコ号が来るようだ」。急いでビデオを担いで反対側のホームに移ろうとしたところで構内踏切が鳴り出し横断を断念。下り列車の陰から、DE15に牽引された「ニセコ号」が勢いよく通過してゆきました。今にして思うと、DE15牽引の旧型客車列車自体が貴重なものでしたが、当時はそこまで気が回らず、返しの「DLニセコ号」の撮影はせずに、C62 3の様子を見に行こうと、小樽運転所へ向いました。案の定、C62 3はそこで休んでいました。機関士や検修の人たちが機関車の周りで打ち合わせをしているようで、近寄りがたい雰囲気がありました。どうやら動輪軸が発熱を起こしたそうです。こうなると修繕は一日で終わるものではないらしく、翌日からの運転は「DLニセコ号」となる見込みのようです。かくして、この夏の「C62ニセコ号」の撮影は、前日までの二日間で終わってしまいました。

 

平成2(1990)年8月6日、7日

 

ネガカラ―のスキャンをもう一度やり直しています。スキャナはエプソンのGT-X980という機種で、フラットベッド型ながらもフィルムスキャナ並の画質という触れ込みで導入したものです。購入してまる1年が経過し、まあまあ画質には満足しているのですが、中でも、ゴミ・キズ取り機能の優秀さには驚かされるばかりです。

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非常に状態の悪いカラーネガですが、「デジタル ICE」という機能を使えば、ご覧の通り。

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膨大な細かいゴミやキズの多くが修正されました。ただし、スキャンする時間は通常の倍ほどかかります。

せっかくの優秀なこの機能ですが、惜しいのが、モノクロネガとコダクロームには使用できないということ。コダクロームに使用するとどうなるかというのは、過去の記事にアップさせていただいておりますが、コダクロームには通常のキズ・ホコリ取り機能を使いました。期待したほどは取れませんけど。

 

では、あぶれ画像を。

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昭和59(1984)年3月20日 高松駅? マニ36 2157

 

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昭和59(1984)年11月18日 川部駅 オハユニ61 106

 

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昭和60(1985)年1月3日 新富士駅 スユニ60 301