ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

三菱鉱業美唄鉄道のキューロク

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

撮影は昭和43(1968)年 美唄機関区・美唄駅にて

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5号機 自社発注機

沖田祐作氏「機関車表」より

川崎車両兵庫工場=2393 1941-01-25 S60t1DT(1067)
車歴;1941-01-25製造→納入予定出荷;帝国燃料興業内幌線;22(未入直接美唄)→
1941-04-00入;三菱鉱業美唄鉄道(北海道);5→
1959-04-00借入;三菱大夕張(北海道);15→1959-11-29返却→
1960-04-00借入;三菱大夕張(北海道);15→1960-11-00返却→
1969-06-30入移管;三菱石炭鉱業鉄道大夕張線(北海道);2→1974-01-15廃車→
現地にて解体

すでに国鉄では製造を終えていたキューロクでしたが、私鉄としてはその使いやすさから敢えてキューロクを製造したものと思われます。主蒸気管覆いの形状が角ばった簡易的なものになっています。

 

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No.6号機 元 国鉄69603

車歴は↓こちら。

69603 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

よく分かりませんが、フロントデッキ中央に、シリンダー状のものが設置されています。解放テコを遠隔操作する装置のように見えます。

 

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f:id:railway-photo:20210109091200j:plain7号機 元 国鉄9616

車歴は↓こちら。

9616 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

キャブの裾がSカーブを描く初期の18両のうちの1両。このグループは一部の部品に輸入品を使用したということで純国産とはなりませんでした。フロントデッキ中央部のとんがり帽子状のカバーがユニークです。中には先輪のイコライザに関する部品が隠れています。

 

参考までに北海道の私鉄で活躍した国鉄払い下げのキューロクは以下の通り(鉄道図書刊行会「日本蒸気機関車特集集成〔下〕」P.72より)。

夕張鉄道

22号機:9682

23号機:9614

 

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24号機:9645(撮影日不明) 深川市(個人所有)

 

25号機:49694

26号機:29674

27号機:49636

28号機:49650

【三菱鉱業大夕張鉄道

5号機:39695

6号機(←9600-3):49695

7号機:9613

【天塩炭礦鉄道】

3号機(2代目):9617

【三井芦別鉄道】

9600-2号機:59616

【日曹天塩礦業所】

9615・9643・19669・49678

【東洋高圧(株)専用鉄道】(函館本線 豊沼駅より伸びる専用鉄道)

9600号機:49640